シチリア産有機ブラッドオレンジジュース

旬を迎えたブラッドオレンジを丁寧に絞り、自然のままの美味しさを凍結し、最高にフレッシュな状態で日本に輸送しています。

シチリアでは主に3品種 （タロッコ、サングイネッロ、モロ）が栽培されています。今年はその中でも最も甘味が強く、酸味が穏やかな「タロッコ」と、最も“ブラッドオレンジ”らしい濃い赤紫色をし、ほのかにベリーのような味のコクを持ち合わせた「モロ」の２品種を使用。贅沢にブレンドされた二つの品種のハーモニーが楽しめます。

単一農家ゆえ味の調整はできず、毎年その年の気候によって味も違えば、色も違うジュースになります。そのようなシーズナルなジュースを、どうぞご堪能ください！

※お召し上がりになる前日に「冷蔵庫」で解凍してください。

ブラッドオレンジが栽培されているエトナは、寒暖差が⼤きい地域です。

その寒暖差に耐えるため、多くのポリフェノール（アントシアニン）が⽣成されます。そしてこのポリフェノールこそ、鮮やかな⾚⾊と独特の⾵味を⽣み出しているのです。

またブラッドオレンジの「⾚⾊」は、美しい⾊をもたらすだけではありません。抗酸化作⽤があり、⽬の健康、⽼化防⽌、⾎管の強化、免疫⼒アップなど、様々な健康効果があるとされています。

フルーティーでリッチ、そして私たちにポジティブなエネルギーを与えてくれるブラッドオレンジは、まさに太陽のような果物なのです。

シチリア産のブラッドオレンジは、エトナ周辺を中心に栽培されています。

当主アルフィオ⽒は、「エトナ⽕⼭の度重なる噴⽕による⽕⼭灰が、⼟地に豊富なミネラルを与えている。オーガニックで栽培すること⾃体は、特に難しいことではなく、⼟地に合った樹⽊が適切に育つ環境を整えてあげれば、あとは樹⽊⾃体が病気や害⾍に負けずに⼒強く育つ。」と語ってくれました。

シチリア産のブラッドオレンジは芳⾹が強く、味にコクがあり、⽢みと酸味のバランスが良いと⾼く評価されています。⼩さな果実の中には、豊富な⽔分がぎゅっと詰まっています。それをそのまま絞ったジュースは、シチリアで培った豊かな⾵味であふれているのです。

イタリア・シチリア島第2の都市、カターニア。その郊外、エトナ⽕⼭の麓に広がる豊かな⼤地に、有機農園「Cuticchi（クティッチ）」があります。

農園の広さは約4.5ヘクタール。東京ドーム約1個分に相当する広⼤な⼟地を、当主アルフィオ⽒が⼀⼈で丁寧に管理しながら運営しています。

ここで育てられるのは、鮮やかな⾚い果⾁と濃厚な⾹りが特徴のブラッドオレンジです。EUの有機農業規則に準拠し、化学肥料や農薬を⼀切使わず、⼟壌の⾃然な⼒を活かした環境にやさしい農法で果実を育てています。

1900年初頭、現当主アルフィオ氏の祖父が始めた農園は、母が受け継ぎ、小麦や豆を生産するようになりました。

1979年に政府の援助により、柑橘類やオリーブの栽培へ土地を転換させていく機会があり、ブラッドオレンジ栽培を始めました。

1995年以来、完全準拠して有機栽培を行っています。また認証団体Bioagricertによって、製造された商品はEUの有機農業規則に基づく認証を受けています。

会社員として働きながら農園作業を手伝っていたアルフィオ氏ですが、お父様が他界し、一人で農園を管理することに。

なかなか作業を行う時間を取れず、虫や菌から土地を守るための対策が出来ずにいました。害虫さえも放置し、一切土地に手を加えることが出来ない状態が続きました。しかし、これが後に良い影響を及ぼし、本当の意味でのオーガニックという自然な栽培方法を確立していました。

もちろん、これはブラッドオレンジ自体が土地に合った植物であることと、長い月日を経て、彼の農園が樹木に適した土になっていたからです。彼はそのような経緯で自然の摂理を崩さない栽培方法を保ちながら、現在に至ります。